ツンデレ美女の恋愛事情~新・素敵すぎる上司~

「慎司と喧嘩したの?」

「いいえ、そういうわけでは…」

「そう? 慎司はどうして戻って来ないのかしら…」

「少しお部屋にいたいそうです」

「まあ。望愛さんを放っておくなんて、何を考えてるのかしら! 私が呼んで来ますね?」

「あ…」

「待って、お母さん?」

怒りながら立ち上がったお母様をお止めしようとしたら、私より先に明子さんがお母様を止めた。

「慎司の事は少し放っておきましょう? その代わり、望愛さんと二人だけでお話したいの。いいでしょ?」

「それは、まあ、望愛さんがよければ…」

「望愛さん、私の部屋でお話しない?」

「あ、はい」

私は明子さんに付いて、2階の明子さんの部屋へ行った。

どんな話をするのだろう…
私は不安でドキドキした。