ツンデレ美女の恋愛事情~新・素敵すぎる上司~

明子さんの妊娠の事に触れた私も悪いけど、あんなに怒らなくてもいいじゃない!

慎司さんの頭の中は明子さんの事でいっぱいで、私の事なんか、どうでもいいんだ…

グス

やだ。涙が出てきちゃった…

でも、考えてみたら慎司さんにとって私はただの部下で、今は恋人役を演じる共演者に過ぎないんだ。

それなのに、慎司さんに優しさを期待したり、明子さんに嫉妬するなんて、私、バカみたい。

もう、こんなのやめたい。電車で帰っちゃおうかな…

「望愛さん?」

私が下を向いて鼻をすすってるから、お母様が不思議に思ったみたい。

私はハンカチで目元を拭き、声が震えないように気をつけて、「すみません」と言った。