人の流れに逆らいながら俺は椙本先輩への想いをめぐらした。 俺はずっとレイラが好きだと思っていた。 椙本先輩のことはウザくて嫌いだと思っていた。 でも違った。 俺はいつしか椙本先輩に惹かれ、想うようになっていた。 自分自身その気持ちの存在を知っていたのに認めようとしなかった。 無意識の内にレイラが好きなんだと自分に言い聞かせ、その気持ちの存在を消そうとした。 でも俺は今やっとその気持ちを認めた。 俺の想いが背中を押す様に、走る足が加速する。