花には水を




ため息をつきながら頭を垂らす。



「何だよー…俺」




どう呼べばいいんだろう?



好奇心?


興味本位?



違う、何か違うんだ。



今も、いや彼女を見たときから。




俺の心はそんなもんで片付けられなくなってる。





染みるような冷たい風が俺に当たる。





下げていた目線を上げてまた夜空を見た。




暗闇に光をもたらす星々。





「ねぇ、克海叔父さん…」



この気持ちって何なの?




俺、全然わかんねぇの。




なぁ、教えてよ。