紗奈は…独りでイスに座ってる。 話しかけちゃだめだよね…。 待ってるって決めたんだから。 「てか聞いてよー杏。何か同じ小学校だった隼人と同じ高校になっちゃった」 「マジ!?運命じゃね!?」 「やめてよ~」 紗奈の傍を通った時―… 「自慢かよ」 ―睨まれた。 紗奈… 「ちょ、紗奈!そんな言い方はないんじゃない?」 「あ、いいの杏…!行こうっ」 私が悪いの。 杏まで巻き込むわけにはいかない… 「マジうぜー」 そう言った紗奈は、教室を出て行った。 教室に不穏な空気を残して。