鈍感あのコin男子校ッ?!


 【唯奈 SIDE】


「…っ龍?」


「唯。
 ちょっと来い」


 
 龍は、自分の部屋に向かう。



 ───あたしの手をひいて。



「龍…?」


「入るぞ」



 えっ?


「ちょっ…」


 えぇぇぇええ~?!



 あたし、男の子の部屋なんて入ったことあったっけ?!


 ってか、入っていいものなの?!
 
 
「唯?」

「はへっ?!」

「何固まってんだよ、

 ほら、入って来い」

「う、うん…」


 
 あたしは、龍の部屋に入った。