鈍感あのコin男子校ッ?!


 そして、見つけた。


 ドア越しに見えた、男。

 そしてソファの上でぐったりする1人の女。


 男は携帯を触っている。



「俺等の学校の制服っ…」

「咲!
 
 こいつだっ!」



 俺達はドアを勢いよく開けた。



「…おぉ~、やっと来たか護衛達…

 まぁまぁ、頑張ったほうなんじゃねぇ?」


 
 余裕な笑みを見せる男。


「…っ唯!
 唯は無事なのかっ?!」


「さぁな~

 コトの終わった後に登場しておいてその台詞はないんじゃない?
 ははっ…」

「…ってめぇ…」



 咲が男に殴りかかる。


「咲っ!

 まて、今は唯のほうが先だろ!」


「その唯に手ぇ出したんやで?!
 俺は許せへん!」


 駄目だ、咲頭に血が上ってやがる…