「龍・・・のことが・・・好き、なの?」 「うん」 嘘でしょ?! 「そ、うなんだ・・・」 「あたし、ずっと病院生活でさ? 2人共いつも来てくれてた。 もちろん蓮も好きなんだけど・・・ あたし、龍の隠れたやさしさとかが好きなの」 「・・・うん」 分かる。 すっごい分かる。 「あたしはこんな体だから、学校にも行けなくて。 だから龍と同じ学校に行ってる唯チャンがうらやましい。 龍といつも一緒にいる唯チャンがうらやましい」