俺と一緒にいるところを誰かに見られることを強烈にいやがっている… そんな彼女を他の人間から隠すように強く抱きしめて、その冷たくて震える体をあたためると紙切れのように軽い理性はふっとんで、かわりに欲情が暴れ出した 今すぐ手に入れたい あの男が邪魔だ そう認識すると、勝手に「アイツと別れて」と口走っていた 心底からの希望 そして穴があくほど見つめた後の二度目のキスも、やっぱり唇が重なる前に彼女に押し返された