向かいのソファーから放たれる声。

視界を変えると、雄大くんと英寿くん。





い、いつの間に。

ていうか最初っから居た?!









「ゆ、雄大くん髪型崩れてんで」


「お前が水かけたからな!!!」


「え?あー、せやしブレザー絞った形なってんすねっ」


「そうそう、雄大くん寝てて起きひんし」


「世間話すんな!!!」








口調は怒っているけど、表情は笑ってる。

そっか、龍の話聞いてたんやね。




なんだかんだ二人も心配してたし。

本間いい先輩やわ。









「とにかくっ、龍の祝いでもするか!!!」


「マジっすか!!!して下さいよ!!!」


「なぁ英寿っ?」


「眠い」


「……………」









うーん。

やっぱ平和が一番。










龍。









おかえり。









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