「ゆーいさん」 「スー…スー…」 起こすつもりはない。 だから小さな声で名前を呼んだ。 うーん。 やっぱ可愛いすぎやろ。 睫毛長いし。 顔ちっさい。 それでも総長やねんもんな。 俺より根性もあるし。 毛布を掛けてあげて、俺は地面に座る。 組んだ腕と顔だけソファーの上。 「ただいまっす」 やっぱり俺の帰るところは白虎連合。 そして華風ゆいさんのとこ。 目覚めるまで待っとこかな。 てかなんでブレザー絞ってあるんやろ? .