そんな状況で、笑えるわけないじゃない。
安心するわけないじゃない。
何も分かってないよ―…
「早速だけど、繭サン!近くのコンビニでアイス買ってこいよ」
「…いいよ」
「いいよ、じゃねぇよ!分かりましただろ!?」
結菜、未来、美咲、アイ…
分からない。
どうして…恨んでるのはあたしのはずなのに。
どうして繭を…巻き添えにしていじめることができるの?
「分かりました…」
「早く行け。あ、それと」
結菜は顔をニヤつかせ、繭に耳打ちした。
「…なっ」
「罰ゲームなんだから、そのくらいしろよ」
何?
何て言われたの…?


