「―あ。もうひとつ頼むの忘れてた。」 「嘘、何?」 「りんごパン。アイツ足早いから行ってもらお」 さっき教室から出てったよね? どこだよ…。 もういいや。 自分で行こう。 あたしは二階の階段のすぐそばの教室に目をやった。 ん、ベランダにいる…。 チッ。 何してんだよ…。 ガラッ 「おい。沼―」 「マジ偉そうじゃない?」 は? 偉そう…? 誰かと電話をしてる。 もしかして、あたしの事? 「こんな目に遭うとは思わなかったわーマジ。」