いじめ。―story―





ガラッ
「来たよ~!最低だよねっ」





未来がそう叫んだ。




…繭だ。
繭が入ってきたんだ。






「あんた達の指令に従っただけ」





繭はそう言ってあたしの方へ来た。
そうだ…友達の振り、しなきゃ。





でも、いつもと違う目で繭を見ちゃう。






「…瑠璃?どうかした?」





やば…ちゃんとやらなきゃ。







「別に…」
「シカトしてんじゃねぇよ藤堂。来いよ」