いじめ。―story―






「ちょっと見たぁ~?繭の顔」





みんなが騒ぎだした。






軽蔑してるのではない。
…この状況をちゃんとわかってる。




だからみんな…楽しんでる。








「見た、見た!いい気味、つかさぁ、マジでやるとは思わなかった」






あたしは席を動けなかった。







「まぁいいんじゃない?」






そんな美咲達の声が…遠くから聞こえる。
もう嫌だ。





いつまで続くの…?