いじめ。―story―






「藤堂さん!?あなた、今なんの時間だと思ってるの!」





先生は怒りだした。
違う…違う…




繭を責めないで。




あたしが悪いんだから。








「すみません…」
「それに買い食いなんかして…」




先生は乱暴に袋をとると、中身を見た。






「な、何なの、これは―…!」






ま、繭…?
先生の手には、お酒の缶が握られていた。






もしかして…こうするように言ったの?
結菜は…