香緒里が独り言を言って、
私が憂鬱になっているときに、


噂のたーくんがやってきた。




「あっ!たーくん来た!」

「ごめん、雪菜また明日ね!」


と私に言って
サラサラストレートロングの
髪を振り撒きながら香緒里は
たーくんと腕を組んで
去っていってしまった。




私も帰ろうと思い
立ち上がると私が憧れている

ううん、大好きな人の
顔が遠くから見えた。