そう言うと優人さんは、私の肩を掴んで向きをくるりと変えて
私と優人さんは向き合う形になった。



「ごめん。ちゃんと言うね。
雪菜ちゃんがカフェに来て、ホットココアを美味しそうに飲んでる姿とか、
俺の話をニコニコしながら聞いてくれるところとか
可愛いなと思って気づいたら好きになってた。

雪菜ちゃんは俺のこと大人っぽいし、優しいって言ってくれるけど
実際は超ガキだし、わがままな所もある。


こんな俺でよかったら付き合ってくれませんか?」



「って、おーい!雪菜ちゃん聞いてる?」




今、優人さんが言ってくれたことが夢のようで、優人さんのかっこいい顔を見つめながらボーっとしていた。