「えっ?!彼女?美人?
もしかして美希のこと言ってる?
ていうか話ってそれじゃないし。」


「美希さんって言うんですか!それにそれ以外の話って一体なんですか?」

なんだよ"美希"なんて下の名前で呼んじゃって。
私はなんだかノロケ話を聞いてるみたいでイライラしてきてしまった。



「美希は彼女じゃないよ。あいつは加藤のことが好きで、今日はあいつの相談に乗ってただけ。
それに話っていうのは、俺は雪菜ちゃんのことが好きだから、付き合って欲しい…ってこんな形でいうつもりじゃなかったのにな。」