『えっ。何?』

と思い振り向こうとすると

「そのまま。そのままで俺の話聞いて。」


この声は…優人さんだ。

しかも、よくよくこの状況を見てみると私の胸の前に優人さんの腕がある。
ってことは私は今優人さんに後ろから抱き締められていた…
はっ恥ずかしい!




「なんで店出て行ったの?俺、雪菜ちゃんに話したいことあるって行ったよね。」


「えっと、それは…っていうか優人さんこんなことしてるとあの美人な彼女に怒られますよ!私に話したいことってあの人を紹介したかったんですよね?!
…とってもお似合いでしたよ!羨ましいな〜あんな大人っぽくてキレイな彼女がいて!」


私は、私なりに今できる最大限明るい声で言った。

目から涙は出てるけど。