”ごめん。悪かった”



そう言って追いかけてきてほしい


でも

そうはしてくれない。





先生だから・・・・




先生を困らせたいわけじゃない。

喧嘩がしたいんじゃない。


ただ会って

話をしたかっただけなのに・・・






うまくいっている時には

学校での素気ない態度も優越感で
それですら楽しいと思え


その時は気づかなかった。
 



…それがどんなに辛い事だったのか。




ちょっとしたすれ違いを感じた時

それは大きな不安になった。



他の子に囲まれ楽しそうに話す先生の姿が余計に辛くしていき



それを誰にも話せない事が

より一層重くのしかかっていった。







先生と二人の時間を重ね

先生を知ってしまったから・・・







この辛さから逃れたくて
私の脳裏には度々“別れ”という文字が浮かぶようになった。