とある堕天使のモノガタリ ~INTROITUS~




誰が注文したのか大量のピザやチキンがデリバリーされ、sevenのヤツらが騒ぎ出した。

ウエイターに徹していた潤に俺は目配せすると、騒ぎを治めるよう合図した。


今日くらい俺が出て行かなくてもいいだろ…


俺は途中休憩を入れ、カウンターにもたれながらカクテルを飲むとフロアを見渡した。


忍の誕生日パーティーに乗じてみんな楽しんでいる様子に俺は微笑んだ。


「どーだった?驚いただろ?」


ガクはニヤリと笑いながら俺の前に座った。


「かなり。まさか忍のウエディングドレス姿を見れるとは思わなかった。」


ガクに微笑んで「ありがとな」と礼を言った。


「あれはお前へのサプライズプレゼントだよ。」


「あぁ…最高のプレゼントだよ…」


俺とガクは忍を眺めながらそんな会話を交わした。


「…もう言ったのか?」


何がと言わなくてもガクが言いたい事が分かった。


「この前言おうと思ったけど…言えなかった…」

「…今がチャンスだと思うぜ?」


忍がこっちを見て手を振った。

俺は手を上げて返事を返すと「そうだな…」と呟いた。