「みなさん、並びましたかあ?」 やっと揃い始め、クラスごとに並んでいく。 並び終えた頃、電気が消えた。 「今年もこの季節がやってまいりました…! 美女コンっっ!」 「「「いぇーーーーーーーい!」」」 全学年の全員の声が集まった瞬間。 舞台の電気までもが消えた。 「ちょっと緊張するね、この空気…。」 暗い中、隣から声が聞こえた。 愛美があたしの腕にしがみつきながら言った。