結局彰ちゃん達の姿はなかった…。



散々探し回った後…



グランドホステスの方に聞いたらニューヨーク行きの便は、私達が着く数分前に離陸したと聞いた。




「…間に合わなかったわね」


「……ごめんな」


「…どうして…謝るの……?」


「…俺が…もっと早く言ってれば…」


「…拓也…そんな事ないわ。…拓也は言ってくれたん…だものっ…」



あれ…どうしてかな…。



涙が溢れて…止まらない…。