『こんなんじゃ、どうにもならないから、遠慮しないで来て。たいしたもん作れないけど。』


それじゃあ…と愛理を抱っこして


私の耳元で


『俺も一応、男だからね?』


声をひそめて悪戯っ子みたいな目をして言う。