取引先の近所の本屋に俺は来ていた。 今回納入する文具の確認の為だった。 『あのさ、アンタさ、ラブレター、愛理ちゃんママに渡したんだろ?駄目だったのかい?』 あ〜何年も前の事をグチグチと、はじまったよ…おばちゃん。 頼むから、もうボケてくんね〜かな……。 『内緒だって何回も言ってるでしょ、おばちゃん!』 『わかってるって〜。でも駄目だったんかい?』