『ねぇったら!外ばっか見てないでよぅ!』 愛理が拗ねている。 『あっ、ごめん、ごめん。雨?好きよ。』 『ふ〜ん。そうなんだ。』 私は、昼ご飯の支度をしようと冷蔵庫に向かった。 ハルイチは、愛理の誕生日に毎年プレゼントだけを送ってくれた。 手紙もメッセージも何もないけど。 それでもまだハルイチと繋がっている気がして嬉しかった。