そこで彼女は、とうとう泣き出し、好きとしか聞こえなかった。 けど、今の俺にはそれで充分だった。 そっと彼女に向き合い、抱きしめた。 俺の胸の中で泣き続ける彼女を年上なのに、かわいいと思ってしまった。 そして彼女の耳元で 『俺、誰にも文句言われないような大人になって、まひるさんをもう一度迎えに行くよ。どのくらいかかるかもわからない。年の差も絶対縮まることはないけど。必ず、必ず行くから……。』 彼女は、何も言わず、泣き続ける。