「新条……悠仁!!」



「な、なんだお前は!!俺を誰だと思って―」



「知らないわよ!!アンタなんでしょ…中田屋のおじさんとおばさんを殺したのは…!!」



私は新条の胸ぐらを強く締め付けるとキツく睨み付けた。



「……なんだ、中田屋のことか?簡単だったぞ?使用人は皆、弱いし楽々と中に入れたからな。サクッと殺して金奪って帰ってきた」


「……っサイテー……信じられない…よくもそんな簡単に人を…」



その瞬間、私の体は床に叩きつけられていた。



「いた…っ!!なにすんのよ!!」



新条は私に覆い被さった。