―これでよかったんだ。 空にはきっと、もっと素敵な恋人が見つかるはず。 私じゃなくても… ただ、最後にせめて剣でだけは空と繋がらせて… 全力で戦わせてほしい。 きっとそうすればそれは私の生きる力になるから… これからきっと自分は姫なんだって自覚して生きていくから… 本当言うとね、私、空以外と恋なんてしたくない。 他の男なんていらない。 ただ…空が欲しかった… ただそれだけなのに… この姫という運命は私をそこまで縛り付けるのね… 好きな人と一緒になることさえ、許してはくれないのね…