キーンコーン… 「やっば!チャイムなっちゃってるし…」 チャイムが鳴ってしまった。 急いで走ったけど もう既に静まり返っていた。 「…あ~あ…入学してまだ少しなのに…」 ため息をつきながら、あたしは言った。 「ごめん、あたしのせいだよね…」 沙耶が 下を向きながらそう言った。