入るとちょっと奥に佳澄が一人で座っていた。 「かす…っ」 大声で佳澄の名前を呼ぼうとしたけど、佳澄を人差し指を口にあてて「シーっ」としてる。 「…ど、どうしたの?」 佳澄はゆっくりとある方向を指さした。 「…え…っ」 そこにいたのは、沙耶だった。