そう言って見せられた一枚の写真。 クラスメイトのツーショットの影になって見えにくいけど、間違いなく沙耶。 …隣にいるのは、誰…? 彼氏とか言ってたけど 間違いなくかなりの年上のような人だった。 「…菜月ちゃん、何か聞いてない?」 首を横に振る。 あまりよくない想像が 頭を駆け巡る。 …何でも話すって…言ったのに…。