****



「 沙耶、今日も… 」


あたし、若林沙耶は


「 カワセさんね、行くよ。 」

悪いことをしている。


自覚はある、悪いことだって
やめたいという感情はないわけではない。


やめるのも面倒だった


…ただ、
違う男に抱かれる度に汚れていく自分が
大嫌いだった。