「どぉなるかと思った…」
コウキの元へ行くと、さっきの嫌な顔は消え、手を繋いでくれ、歩き始めた
「切符がないの分かって見逃してくれたんかね?」
「さぁ~…俺、お前のせいで捕まると思った」
だからあんな嫌な顔をしてたのか…と納得がいった
「コウキくんの家、どこら辺なの?」
「まだまだ先」
暗い見慣れない道を歩いく
「親帰ってきてるかも。飛び蹴りがくるわ」
「飛び蹴り?」
お母さんがいることをすっかり忘れていたうちは、緊張しまくりだった
「俺の親ちょぉこえーょ」
コウキが緊張を煽るようなことを言うから、だんだん足取りが重くなってきた
「あ、いるかも?
ん?いない?」
家の近くまできたらしく、コウキは様子を伺いながら歩く
「家どこ?」
近所には何件か家が並んでて、どれがコウキの家かわからなかった
「あ ラッキー♪
親まだ帰ってきてない」
コウキの言葉に安心して、重かった足取りが軽くなった
「お邪魔します…」
家に着くと、初めてで緊張しまくりで、声が小さくなってしまった
