それでも痩せたい恋物語

涙がポロっと零れ落ちた。
「今頑張ってる最中なの・・・痩せてるお姉ちゃんにあたしの気持ち分かんないでしょ!」
床に落ちた携帯を拾って、勢いよくリビングを出た。

適当な靴を選んで家を出る。

私を呼ぶお母さんとお父さんの声が聞こえたけど無視。
現実を突きつけられた、そんな気がして。

走ってみるけど、全然進んでる気がしない。
走るなんて久しぶり。
しかも私こんな、体重かったっけ・・・

そんなことを思っていると、つまずいてしまった。

ジャージを着ていたからいいものの、ジャージを捲りあげるとうっすらと血が出ていた。
自分が嫌い。醜い。
こんなの誰にも見られたくない。

お姉ちゃんが言ってたことは間違いじゃない。
自分が甘かった、でも・・・

「デブなんて言われたら傷つくよ」
今、自分はすごくブサイクな顔をしてると思う。
泣きじゃくって、自暴自棄になって・・・