それから1時間ただボーっと ケータイなどをいぢって 過ごしカラオケ店を出た。 「ぢゃぁわたし そろそろ帰るね」 「あっうん」 どこか上の空って感じの柚ちゃん。 なんか切ない… 「あっちょっと待って和穏」 歩き始めようとしたとき、柚ちゃんに腕を引っ張られそう言われた。 「オレ…とさぁ 一緒に恋愛せえへん?」 しばらくの沈黙のあと柚ちゃんは わたしの目を 見ながらそう 確かに言ったんだ。