「ま、そこが飽きないんだよね」



あたしはくぅの頭を撫でた。



『は?なんの話して…』


「なんでもなーい」


『…んだよ?』



コテンとあたしの脚に頭を乗せる。

犬みたーい……………

…………………………犬だけど。


「よしよし。」


『馬鹿にしてんの?』


「してないー!なんなのさ、優しくすれば、そーやってさ?
ひねくれものーっ」



あたしはくぅの髪をぐしゃぐしゃにかき回した。



『な、冗談っ……』



パッと起き上がってあたしを見る。
うわ…。やっぱり………



『え…なに?』


「……えと、」



カッコいい、なんて言えない……。