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時は流れて放課後。


せっかくの椎名ちゃん(+α+β)との楽しいお食事会も終わり、[今日の楽しみ]というものを全て使い切った桐野くんは、午後の授業など全く聞いていなかった。

まぁ、椎名ちゃんが笑顔で、「また明日、(イッセーと一緒に)来ますね♪」と微笑みかけてくれたから、今日はもう良しとするかね。

ダルダルでネムネムな5、6時限の授業を終え、「よーし、帰るっぞー♪」っとウッキウキ気分になっていた桐野くんが立ち上がろうとした、そーの時であったー♪




ガキーンッ!!!!!!!!




舞い上がっていた桐野くんのハートが地に落ちた。

いざ椅子から腰を上げようとした時、机の脚の部分に何かがぶつかって高い金属音が鳴り響いた。

何かと思い、チラッと横目で隣の席の住人に視線を向けると……

マジ半端ねぇ、顰めっ面の[梧 清花]が椅子に座ったまま、左手にト字型の杖を握った状態で此方に睨みを利かせていた。

どうやら、あの杖でオレの机の脚を叩いたようだ……


「……………」


何も言わずに、ただ此方を睨んでくる[梧 清花]さん。

蛇に睨まれた桐野くん。

まぁ、こわい。




「……何か用か……??」

「話がある」


あぁ……そうッスか……




「……………」

「……………」

「……………」

「……………」

「……………」

「……………」




えっ!!??

会話終わりッ!!!???