その捨て子ハムをカゴに入れ、ある日突然うちに持ってきたのだ。 「うさのママ♪見て見て♪」 アンチ動物の立場を貫くうさの母も、所詮人の子。 そして、動物大好きうさのの、母親だ。 つぶらな瞳で見上げる子ハムと目が合うと、母はときめき、そして言った。 「ねぇこの子、うちの子なの?!そうなの?!」 その日から、我が家にハムスターが来た。