ひとかけらの恋

チョコ……ラッピングしてない!!



ダッダッダッダッ。



私は階段を降りてキッチンに行く。


そして冷蔵庫からチョコを取り出して、一つ一つ丁寧にラッピングしていく。


ラッピングって言っても、可愛い袋に入れてリボンで結んだだけの簡単なもの。


私はみんなの分と……、翔の分をすべて包み終わった後、それらを持って自分の部屋に戻った。


そして、置いてあったスクバーの中に袋を入れた。


今日は冷え込むだろうから、カバンに入れて置いても溶けないよね?


そして私はお風呂に入って、ベッドの布団の中に潜った。



カチ・コチ・カチ・コチ。



冬の冷えきった静かな夜の中、時計の針の音だけが響いていた。


布団に入った私だけど、なかなか眠ることができなかった。



「あー、眠れない!」


私は布団をめくりあげて起き上がった。