ひとかけらの恋

私は多めに作っておいた分を一つ手にとり、口に運んだ。


あっ!意外といけるかも♪



モグモグ、モグモグ。


「おいしかっ~た!」


「あ~ら。何が美味しいのかしら!」



「作ったチョコが美味しいんだよ♪…って、えっ!?」



私はお母さんが怒っていることに気付かないで、のんきに返事をしたのが大間違いだった。


私が返事をしながら振り向いた先には、つのを生やしながらカンカンに怒っているお母さんの姿があった。



げっ………!!!!
ヤバイ………!!!



「いやぁ、あのぉ…。」



「さっさとご飯食べなさぁーい!!」



「はいっ!!」



私はお母さんに怒鳴られて、急いでダイニングのテーブルの所に行く。



「さっ、食べましょう。」



さっきまでものすごいけんまくだったお母さんも静まり、お母さんと紗季と私の3人で晩ご飯を食べた。


いつも帰りの遅いお父さんは、今日も一緒じゃなかった。


仕事って忙しいんだなぁ。