ひとかけらの恋

「美晴ちゃん…、翔が私の彼氏ってこと知ってるよね?じゃあ、チョコを渡さないで。」

夏実ちゃんまで……。


ブゥゥゥン!! ブゥゥゥン!!



……………!?
えっ!?何なの!?


私の周りに、クラスのみんなや違うクラスみんなが次々と現われた。


そして、口々に喋っていく。



「彼女がいるのにあげるなんて…。」



「美晴ちゃんってひどいよねぇ。」



「最低じゃない?」



…………!!!!!


やめてよっ!!!
やめてよっ………!!

私はその場にしゃがみ込んだ。



「あげなかったら……。翔にチョコ渡さなかったらいいんでしょ………!!!」



私がそう叫んだ瞬間、周りのみんなが消えて、学校だった景色ももとの真っ暗な所になっていた。


もう…………やだよぉ。


どうして…?
どうして私がこんなめにあわなくちゃいけないの………?






「美………晴………。美…晴。」






「う~ん………。」