ひとかけらの恋

体育館に集まると、戦争についての話だった。


登校日の8月9日は長崎に原爆が落とされた日でもある。


だからこそ、今日聞くべき話なんだろう。


私は睡魔と戦いながら話を聞いていた。


そして話を聞いた後は教室に行く。



「えっと、紙を配るので感想を書いて下さい。」



「え゛ー!?」



え゛ー!!
マジでえ゛ーって言いたいよ。


そりゃあ、一応話は聞いてたけど…。
半分寝てましたよ♪


でも、書かなければならない…。


私は無理矢理感想を絞り出して書いたのだった。


そして早くも帰る時間になった。
帰る時間と言っても、私にとっては部活の時間だけどねぇ。


とりあえず…。
今日も頑張っていくか。


私は蒸し暑い体育に向かって歩いて行った。