ひとかけらの恋

学校に着いた私達は、部室からバスケットボールなんかの道具を出して体育館に行く。


体育館は午前中の部活の人達がちらほら残っていた。


なんと言っても驚いたのは体育館の中の暑さだった。


入口や窓なんかは当然開けてあるんだけど、人の熱気みたいなのがとても体育館の中を暑くしていた。



暑いけど…、外の直射日光よりましだと思おう。



私はそう自分に言い聞かせて部活を乗り越えた。




部活を終えた私はかなりグッタリしていた。

水分補給はかなり必要となった日だった。


部活の後片づけも終わって、私は帰ろうとした。



「あっ、美晴待って。」



「うん。待ってるよ。」



私は優に言われて待つ。


何やら優は鞄の中をあさって何かを探しているみたいだ。



「はい!おめでとう!!」



優が鞄から出したのは誕生日プレゼントだった。



「優…。ありがとう!!」



まさかもらえるなんて思ってなかったからすごく嬉しかった。


ほかのみんなもくれて、私はハッピーな誕生日になった。