ひとかけらの恋

正確に言うと、私が生まれたのは夕方なんだけど、一応13歳になりました。


そして今日は…、部活です。


なんで誕生日の日まで部活なの!?


行きたくな~い…。


しかも午後から行かなければならない。


午前中は、ゴロゴロしながら遊んでいた。
けど、すぐに部活へ行く時間になってしまった。



はぁ…。
そろそろ行くか。



「美晴、今日は美晴の好きな手巻き寿司するから、部活終わったら早く帰っておいで。」


私はお母さんの言葉を聞いた瞬間、みるみるやる気が出てきた。



「いってきまーす!!」



私は勢いよく出たものの…。


外はかなりの暑さだった。



「あつ~い。」



さっきまでの私のやる気はどこかへふっとんだ。


やる気がふっとんだ私は、暑い太陽の下をノロノロと歩き出した。

待ち合わせをしていたみんなとも合流して学校に向かった。