ひとかけらの恋

「えーっと、5時30分…?今の時刻は…!?」




私は携帯を取り出して時間を見た。




「5時43分…!?もうバス行っちゃったよ…。」




どうしよう…。
今から家に自転車取りに行ってる時間ないし……。




「あーもう!!あたしのバカー!」




私はそう独り言を言いながらも駅方面に向かって走り出した。




走って行っても間に合うかなんてわからない。



でも今はあきらめるなんてできなかった。



私はひたすら走った。



「……ハァ、ハァ、ハァ……。」




息が切れる。



…でも!!





私がしばらく走り続けた時、前方にタクシー乗り場が見えてきた。


タクシーが何台も泊まっていて、しかも空いている。




お金持ってるし……、よしっ!!





私はタクシーに乗り込んだ。