ひとかけらの恋

「わぁ!お兄ちゃんはやっぱりすごい!」



「そうだろー?もっと練習したらみんなも上手くなるぜ!」





…………??




近くにある公園から子供達の声が聞こえてくる。




「翔お兄ちゃんもっと教えてー!」



「いいぜ。その場合ドリブルは…。」





………!!




今……翔って言った?


でも翔がいるはずない…。




だけど…!!




私は公園に向かって走った。



私が公園の入り口に着いた時……………。





サアァァァァーーーー!!




強い風が吹き、木の枝が大きく揺れた。



私は砂が飛んできたから目を閉じた。







『おぬしの願い、確かに叶えたぞ……。』







………えっ?



何……今の?



私は後ろを見たりしたけど、誰もいない。




はっきり聞こえた…。



願いは叶えた……って、もしかして………。



「美晴……?」




私は声の聞こえた方を見た。




「か………ける?」





私が振り向いた先には、まぎれもなく翔がそこに立っていた。