ひとかけらの恋

「やぁ、遅れてしまったよ。」




そう言いながら、先生がのんきに教室に入ってきた。




「先生遅いよー!」



「いやぁ。ごめんごめん。じゃあ室長挨拶して。」



「起立、礼。」



「おはようございまーす!」




挨拶をしてまた座る。


私は窓際の席だから、雨が強くなったのがすぐにわかった。



翔にいつプレゼント渡そうかなぁ?



てか、翔まだかな?



私は教室の入口ばかり気になって見ていた。



「最初に言わないといけないことがあります。」




ピカッ…!!




電気がついているのに、教室が一瞬光った。



「あっ!雷光った!」



あっ、確かに光った。



「こらっ、ちゃんと聞けよ!」




先生は話を聞いていない男子に注意していた。



ははっ…私も一瞬聞いてなかった。



ちゃんと聞こうっと……。



私は先生の方に耳を傾けた。