ひとかけらの恋

みんな人事だと思って……。




「じゃあ、お願いします。」




私は翔に乗せて行ってもらうことになった。



「じゃあ行こうぜ。」



私は翔と体育館を出て自転車置き場に向かった。




「じゃあ駅でね。」




私はみんなにそう言った。




「ゆっくり歩いてくねー。」




そんな気つかわなくていいよー…。



私はそんなことを思いながらも翔と自転車置き場に向かっていた。


てか、海音ちゃんも翔好きだから、なんか海音ちゃんの前で翔といるのは複雑……。




「荷物乗せるから貸して。」



「あっ、うん。ありがとう。」




自転車置き場に着いて、私は翔にエナメルバッグを手渡した。



翔も試合会場から直接来たんだったら荷物持ってるだろうけど、私の荷物まで乗せれるのかな…?



翔はなんとかしてバッグを自転車のカゴに入れようとしている。